泌尿器科看護師の業務

泌尿器科看護師は注射が苦手?看護技術低下する?転職に不利?

泌尿器科看護師は注射が苦手?だんだんと低下する看護技術?その後の転職に不利になるの?

 

「泌尿器科で働くと、注射の技術が下手になる」

 

こんなことを聞いたことがありますが?

 

確かにそうなんです。わたしは泌尿器科で働く前は、内科外科クリニックと総合病院で働いていたのですが、その時は一日中採血や点滴、注射をしていました。

 

どちらかといえば注射が得意で、おそらくほかのスタッフより上手でした。

 

そんなわたしが泌尿器科看護師になったとたん、注射が下手になってしまいました。

 

それはなぜか?体験談をご紹介します。

 

そもそも泌尿器科は採血検査が少ない

泌尿器科で採血する項目といえば『前立腺癌(PSA)検査』ですが、この項目は毎回検査するわけではありません。

 

健診であれば年に一度ですし、前立腺癌術後の経過を観察するのに1か月〜3か月に一度という感じなので、ほんとに採血件数が少ないです。

 

わたしが働いていた泌尿器科は外来患者数が一日平均で90人前後でした。おそらく泌尿器科クリニックの患者数にしては多いほうだと思います。(泌尿器科クリニックによっては一日20人前後という職場もあります)

 

患者数が多い泌尿器科クリニックでも一日に採血する件数は多くて10件程度でした。

 

じつは採血しない日もあります。前の職場では一日数えきれないほど採血や点滴、注射をしていたわけですから、下手になってしまうのも当然ですよね……。

 

点滴も一日一回針をさすかどうか……。といったような状況でした。

 

『前立腺生検検査(P生検)』の時に留置針(サーフロー)を指すのですが、それも毎日ある検査ではなかったので、留置針をするのがプレッシャーになったこともありました。

 

ほかの診療科目で働いてる看護師からすると「留置針でプレッシャー??」と笑われるかもしれませんが、久しぶりにすると思うと、緊張してしまうのです。情けない話です。

 

筋肉注射や皮下注射は手順さえわかっていれば、大丈夫なのでこれは緊張しなかったですね。血管に入れるものではないのでとくに技術的には問題ありませんでした。

 

もともと注射が得意な私からするとこの事実はショックなものでしたね。

 

もちろん注射だけが看護師の仕事ではないので、注射が下手になったからと言って気にすることはなかったかもしれませんが、いつも患者さんに「あなた注射が上手ね」「ほかの人はいつも血管を外すのに看護師さんは一発で成功させてくれるからありがたいわ」と言われていました。

 

ですが、泌尿器科看護師になって急に注射が下手になり、患者さんに「このへたくそが!!」と怒鳴れたり「あんたに採血してもらいたくない他の人に代わって」と言われて本当に落ち込みましたね……泣いて帰宅したこともあります。

 

これはわたしだけではなくて、周りのスタッフもそうでした。

 

スタッフの中にはもともと献血センターで働いていたことのある人もいて、針の穿刺を主に仕事をしていたスタッフさえ、泌尿器科看護師になるなったとたんに、注射が下手になってしまうという……人は技術を継続しないと腕がどんどん訛ってしまう生き物なのでしょうね。

 

医師も手術を継続的にしてないと腕がなまるといったことを聞いたことがあります。

 

血管が見えない患者さんが来ると大変

スタッフ全員が注射が下手になってしまったので、血管が見えない患者さんがくると大事件です。例えば、高齢の患者さんや肥満体型の人など血管が見えない人が来ると大変です。

 

そうなるとスタッフ全員で押し付け合いです。穿刺部位を温めたり、腕を下げてもらったり、血管をマッサージしたりなど、いろいろ工夫しました。それでも採血できない!!となった時には……先生にお願いします。

 

先生は「これって、おれの仕事じゃないよね〜」と小言を言いながら採血をしてくれます。(先生、申し訳ございません!)

泌尿器科看護師は転職後が大変

採血に自信がないということは、次に働く職場を選ばなければいけません。

 

「そんなことは気にしない」「上手になりたいから注射がたくさん経験できることろで働く」といった人ならどこでもいいと思うのですが、たいていの看護師はそのことを気にして、採血の少ない職場を選択してしまいます。

 

わたしの場合は、採血や点滴の少ないとあるクリニックを選択しました。主に先生の診察と薬の処方だけです。

 

する仕事といえば血圧を測定したり、問診したり、心電図をするだけです。なので泌尿器科看護師の時よりもっともっと採血が下手になりましたが、看護師の仕事は採血だけではないので、様々な選択ができます。

 

さいごに

これがわたしが採血や注射、点滴が下手になった理由です。

 

泌尿器科看護師になって注射が下手になってしまったという事実もありますが、泌尿器科看護師になって学べることもたくさんありました。なので後悔はしていません。

 

採血は下手になってしまいましたが、転職後も問題なく働けているので。これをどう受け止めるかは、自分自身ですよね。

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